植毛は薄毛初期?それとも後期が良い?受けるタイミングについて

植毛は美容整形などと同様に自由診療として扱われるため、保険が適用されず、全費用の自己負担を要する手術になっています。
薄毛初期と薄毛後期のどちらが植毛の時期に適しているのか、今回は植毛を受けるうえで望ましいタイミングを解説します。

薄毛初期に植毛を受ける場合には、総じて移植毛の本数が少なくなりますので、費用の負担を抑えられるメリットがあります。
移植する範囲が限られることで身体的な負担も軽減されますし、年齢が若ければ移植毛における生着率の高さを期待できます。

さらに薄毛初期なら後頭部の毛髪が残っている可能性も高く、副作用が起こりうる人工毛植毛ではなく自毛植毛を手段に選べるでしょう。

薄毛初期に植毛を行うメリットは多岐にわたりますが、手術後にも薄毛の進行が続いていくと2度目の手術が必要になりかねません。
植毛は薄毛に対する最終治療法に相当しますから、薄毛初期には植毛以外の方法を駆使してみるのも主要な選択肢に含まれます。

薄毛が進行した後期に植毛を受けるのであれば、1度の手術で薄毛初期よりも広範囲の薄毛に対処可能なメリットが存在します。

ただし、薄毛後期といった判断は必ずしも適切なわけではなく、薄毛後期であっても薄毛の進行が既に終わっているとは限りません。
薄毛後期に植毛を実践しても、薄毛が引き続き進行してしまい、2度目の手術を要するケースはあり得るので注意してください。

もちろん薄毛後期の植毛においては、薄毛の状態に応じて自毛植毛が困難となったり、植毛の費用が高額になるデメリットなどが発生します。

外科手術の植毛を受けた後には、薄毛初期や薄毛後期にかかわらず、数日間の休みをとって安静に過ごさなくてはいけません。
植毛は日帰り手術なので入院こそ必要ありませんが、手術後に顔は腫れやすく、術後の患部にダメージが蓄積すると移植毛の生着率も下がります。
移植毛の生着には4日から5日ほどかかるため、植毛を受けるタイミングとしては、1週間程度休みを取れるタイミングが望ましくなります。

とはいえ、真夏の紫外線や頭皮の発汗は術後の頭皮にダメージを与えますので、休みが取れても真夏の植毛ではリスクを避けられません。
植毛を受けるタイミングは自分で必要性を踏まえつつ判断できるものの、クリニックの無料カウンセリングで相談する方法が推奨されます。

薄毛後期よりも薄毛初期のほうが植毛を受けるメリットが多い一方で、薄毛後期なら1度の植毛で広範囲の薄毛に対処できます。
どちらでも再び植毛を要する事態は心配されるため、植毛を受けるタイミングはクリニックに相談しつつ必要性に応じて判断しましょう。

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