緊縛フェラーリ(アート写真40×20)

「緊縛(SHIBARI)」アートってなんだ? 悪ふざけの中にある、アートな煌めきの正体を探る
<私の中の「緊縛(SHIBARI)」の始まり……>ある時、フェティッシュイベントの会場で、その時に飲んでいたシャンパンのボトルを、座興で緊縛師に縛ってもらったことがあります。ちょっとしたおふざけです、縛った緊縛師本人も深く考えずにやったことでしょう。しかし、その完成品を見た瞬間、私は妙な胸騒ぎと快感を覚えました。「この感覚はいったい何なのだろう……?」内省してみると、それは自分の中にある「征服と服従、支配と蹂躙」の感覚であったことがわかりました。自由で奔放なはずのシャンパンが、高貴な貴婦人のごときシャンパンが、蹂躙され完全な支配下にある……。それが得も言われぬ快感の源だったのです。人間は誰しも、他の物を征服して服従させ、支配して蹂躙したいという根源的欲求があります。どんなに温厚な人でも、一見弱々しい人であっても、多かれ少なかれ支配欲・征服欲はあります。旧約聖書に登場する「バベルの塔」を作り上げた最初の英雄ニムロド王は、奴隷たちを抑圧し、神に叛逆しますが、彼自身が元は奴隷であったと言われています。聖書に登場する最初の英雄(支配する側)は奴隷(支配される側)だったのです。また、どんな社会にも「いじめっ子」と「いじめられっ子」が存在します。しかし、そのいじめられっ子の中にも、ヒエラルキーが存在しているのです。抑圧されている集団にも、抑圧する側と抑圧される側がいる。いじめっ子の多くがいじめられっ子の経験者であることはよく知られています。こういった欲求は人間にとって根源的です。緊縛されたシャンパンは、人間の根源的で動物的な欲求を喚起させたのです。しかし、実際の生活の中で、他者を征服して服従させ、支配して蹂躙することなどはできません。そんな事をしていては、騒動になり、かつ反社会的です。そこで「緊縛(SHIBARI)」という日本の伝統的スキルが、それを具現化していたのでした。日本の芸術文化史を紐解けば、江戸時代の浮世絵に多くの緊縛作品が美しく、生き生きと描かれています。ここでは、他者を緊縛し、征服・服従・支配・蹂躙するのは、ほんの一時的であることが重要です。縄を解けば、また元の状態に、一辺の傷さえつかず戻ります。この小市民的な欲望の実現が「緊縛(SHIBARI)」だったのです。そしてこれは、人の魂のささやかな解放さえも感じさせる物なのでした。<「緊縛(SHIBARI)」が第2フェーズに……>ちょっとした、おふざけから始まった「緊縛(SHIBARI)」。それは、人間が持つ根源的な欲求を充足させる、ささやかな喜びでありました。これらの縛られている作品を見ると、なにかちょっとだけ心が昂揚して、解放される気分になりませんか? そこで、私は緊縛師に頼んで様々な物を緊縛してみたのです。ここで、実に不思議な現象が起こりました。「緊縛(SHIBARI)」は、所詮は軽い悪ふざけです。しかしその中に、ちょっとした煌めきを感じる物が見えたのです。一見、ただの悪ふざけと思える物の中にある煌めき、それはなんなのだろう? それについて深く考察し、ある結論に至りました。「それは、アートなのではないか!?」と、思い当たったのです。これに関しては、何冊もの本になっており、正当な分析もされているので、ここでいまさら論じるつもりがありませんが、デュシャンも、バスキアも、ボロックも、普通の人から見たら「悪ふざけ」に見えますよね? でも、それらは歴然たるアートの高みにいるわけです。悪ふざけの中にある、アートな煌めきの正体とはなんなのでしょう?それを探るために、こんな試みを思いつきました。悪ふざけから始まった「緊縛(SHIBARI)」、これを使って簡単なアンケートによりその感覚、すなわち「悪ふざけの中にある、アートな煌めき」を定量的に見定めてみようと思います。私が制作した緊縛作品を見て頂き、その印象を4段階で評価をしてもらうという方法です。・かなりアートっぽい・ちょっとだけアートかも?・特に何も感じない・悪ふざけに感じるこのアンケートを「日本・パリ・NY」、それぞれ「一般人、美大生、アートキュレーター」に協力していただき、結果を集計しようと思います。そしてこれにより、『悪ふざけの中にある、アートな煌めきの正体』に、迫りたいと思います。さらに同時に、「こんな物を緊縛してみて!なにかアートな煌めきが生まれるかも!?」というリクエストも募集し、それを実施して結果も共有したいと思います。安達元一放送作家・小説家・メディアプロデューサー・工学博士。日本を代表する人気テレビ番組を数多く制作し、「視聴率王」の異名をとる。代表作「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」「ドラえもん」「笑っていいとも」「SMAP×SMAP」「踊る!さんま御殿」「奇跡体験!アンビリバボー」「24時間テレビ〜愛は地球を救う〜」「とんねるずのみなさんのおかげでした」「北野たけしのコマネチ大学」など。受賞歴、「第42回ギャラクシー賞大賞」「国連平和映画祭2007特別賞」「第49回国際エミー賞」。マスコミメディアの頂点を取った経験から、「人の心をつかんでヒットとブームを生む」方法を確立し、それを伝授もしている。「モチベーションアップ」「人生を輝かせよう」「ヒットとブームと収益を生む」などの講演で、日本中で10万人以上の熱狂的信者(?)を持つ。そのクリエイティビティーで、アートの世界にも参入し、2015年、川越市立美術館「スキャモルフォーゼ展」。2019年、「インデペンデント東京」、六本木ガレリア「緊縛展」、台北「コンテンポラリーフォトサロン」、福岡「アートフェアアジアフクオカ」。【商品仕様】アート写真エディション30,展示できるようにキャンバスにプリントアウト

©安達元一

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Untitled2022 72.7×116.7cm

TAKUYA SUGIYAMA
Untitled, 2022
Alkyd resin
1987年神奈川県生まれで、東京が拠点のアーティスト、作曲家。東京、パリ(Focus Art Fair, 2021)、ロンドン(Focus Art Fair, the Saatchi Gallery)、ニューヨークでファインアートの展示活動をしつつ、岡田惠和×辻仁成のリレーエッセイ「往復書簡」(2018年、中日新聞と東京新聞)へ挿絵を提供、映画「ヌヌ子の聖☆戦」(監督・進藤丈広、2018年)へデザイン提供、TAAKKやMother’s Indusry、Under Armourなど数々のファッションブランドとコラボ、ラッパーの輸入道やGOMESSに楽曲を提供するなど幅広いジャンルで活動している。2011年多摩美術大学環境デザイン学科卒業。

©TAKUYA SUGIYAMA

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Wonderland2007 100×140 cm

エリカ・ハルスチュ
ニューヨークを拠点に活動するメキシコ人のアーティスト。表現はインスタレーション、絵画、映像、写真、パフォーマンスと多岐にわたる。ホイットニー美術館(ニューヨーク)、エルバリオ美術館(ニューヨーク)、デンバー美術館(コロラド州)、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館(マサチューセッツ州)、ネバダ美術館(ネバダ州)、オルドリッチ現代美術館(コネチカット州)。ニューバーガー美術館(ニューヨーク州)、ベルビュー美術館(ワシントン州)、ケレタロ現代美術館(メキシコ)、イェテボリ美術館(スウェーデン)、写真美術館(ベルギー)、ソウル美術館(韓国)ほかで展示。

©エリカ・ハルスチュ

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Can You Swim?2019 280×280 cm

エヴァ・ペトリッチ
1983年スロベニア生まれ、ニューヨークとウィーンを拠点に活動するマルチメディア・アーティスト。インスタレーション、写真、映像、パフォーマンス、音楽など多彩な作品を制作。世界中で75回以上の個展を果たし、北京国際アートビエンナーレに3回参加、ヴェネチア・ビエンナーレには2回ノミネート、2019年にカイロビエンナーレに招待されている。レースを使った作品は、ウィーンのシュテファン大聖堂、国連、ニューヨークのセント・ジョンザデイヴァイン大聖堂で展示される。現在、国際宇宙ステーションのムーン・ギャラリー(月へアートを運ぶプロジェクト)に参加している。

©エヴァ・ペトリッチ

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Where I the Exit?2022 40.6×50.8 cm

ジョハン・ワールストロム
1959年スウェーデン生まれでニュージャージーを拠点に活動。現代の政治的、社会的テーマを作品に表現している。1998年からヨーロッパとアメリカ合衆国で展示活動を開始し、グループ展ではアンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、パブロ・ピカソ、サルヴァドール・ダリ、デーヴィッド・サルらと一緒に展示経験がある。ニューヨークのソーホーのギャラリー、ジョージ・ベルジェス・ギャラリーでは4回個展を開催。ビジュアルアーティストになる前は、ロックミュージシャンとしてイアン・ハンター、グラハム・パーカー、ミック・ロンソンらとツアーを共にしていた。

©ジョハン・ワールストロム

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Meguru2022 46x53x5 cm

村裕二
1971年千葉県生まれで長崎県在住。2018年、47歳の時、独学で海をテーマにレジンを使ったアートを作り始めるやいなや、翌年には公募展で受賞され、2020年には世界最大級の水族館である海遊館のトレイン内に作品が採用される。2021年、第29回国際平和美術展(東京芸術劇場とニューヨークのカーネギーホール)、第53回スペイン美術賞展(スペインのコミージャズ市)に展示。2022年にはドバイ、パリ、台湾のアートフェアに参加、シンガポール国立美術館で展示、また表参道のヘアサロンSOZO内のギャラリー空間で初個展を果たす。

©村裕二

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緊縛ドンペリニヨン(アート写真30×30)

私の作品は買わなくて良いです(笑)他のアーティストを応援してあげてください!動画御覧下さい〜![https://youtu.be/hJXbmmT1_lE]「緊縛(SHIBARI)」アートってなんだ? 悪ふざけの中にある、アートな煌めきの正体を探る
<私の中の「緊縛(SHIBARI)」の始まり……>ある時、フェティッシュイベントの会場で、その時に飲んでいたシャンパンのボトルを、座興で緊縛師に縛ってもらったことがあります。ちょっとしたおふざけです、縛った緊縛師本人も深く考えずにやったことでしょう。しかし、その完成品を見た瞬間、私は妙な胸騒ぎと快感を覚えました。「この感覚はいったい何なのだろう……?」内省してみると、それは自分の中にある「征服と服従、支配と蹂躙」の感覚であったことがわかりました。自由で奔放なはずのシャンパンが、高貴な貴婦人のごときシャンパンが、蹂躙され完全な支配下にある……。それが得も言われぬ快感の源だったのです。人間は誰しも、他の物を征服して服従させ、支配して蹂躙したいという根源的欲求があります。どんなに温厚な人でも、一見弱々しい人であっても、多かれ少なかれ支配欲・征服欲はあります。旧約聖書に登場する「バベルの塔」を作り上げた最初の英雄ニムロド王は、奴隷たちを抑圧し、神に叛逆しますが、彼自身が元は奴隷であったと言われています。聖書に登場する最初の英雄(支配する側)は奴隷(支配される側)だったのです。また、どんな社会にも「いじめっ子」と「いじめられっ子」が存在します。しかし、そのいじめられっ子の中にも、ヒエラルキーが存在しているのです。抑圧されている集団にも、抑圧する側と抑圧される側がいる。いじめっ子の多くがいじめられっ子の経験者であることはよく知られています。こういった欲求は人間にとって根源的です。緊縛されたシャンパンは、人間の根源的で動物的な欲求を喚起させたのです。しかし、実際の生活の中で、他者を征服して服従させ、支配して蹂躙することなどはできません。そんな事をしていては、騒動になり、かつ反社会的です。そこで「緊縛(SHIBARI)」という日本の伝統的スキルが、それを具現化していたのでした。日本の芸術文化史を紐解けば、江戸時代の浮世絵に多くの緊縛作品が美しく、生き生きと描かれています。ここでは、他者を緊縛し、征服・服従・支配・蹂躙するのは、ほんの一時的であることが重要です。縄を解けば、また元の状態に、一辺の傷さえつかず戻ります。この小市民的な欲望の実現が「緊縛(SHIBARI)」だったのです。そしてこれは、人の魂のささやかな解放さえも感じさせる物なのでした。<「緊縛(SHIBARI)」が第2フェーズに……>ちょっとした、おふざけから始まった「緊縛(SHIBARI)」。それは、人間が持つ根源的な欲求を充足させる、ささやかな喜びでありました。これらの縛られている作品を見ると、なにかちょっとだけ心が昂揚して、解放される気分になりませんか? そこで、私は緊縛師に頼んで様々な物を緊縛してみたのです。ここで、実に不思議な現象が起こりました。「緊縛(SHIBARI)」は、所詮は軽い悪ふざけです。しかしその中に、ちょっとした煌めきを感じる物が見えたのです。一見、ただの悪ふざけと思える物の中にある煌めき、それはなんなのだろう? それについて深く考察し、ある結論に至りました。「それは、アートなのではないか!?」と、思い当たったのです。これに関しては、何冊もの本になっており、正当な分析もされているので、ここでいまさら論じるつもりがありませんが、デュシャンも、バスキアも、ボロックも、普通の人から見たら「悪ふざけ」に見えますよね? でも、それらは歴然たるアートの高みにいるわけです。悪ふざけの中にある、アートな煌めきの正体とはなんなのでしょう?それを探るために、こんな試みを思いつきました。悪ふざけから始まった「緊縛(SHIBARI)」、これを使って簡単なアンケートによりその感覚、すなわち「悪ふざけの中にある、アートな煌めき」を定量的に見定めてみようと思います。私が制作した緊縛作品を見て頂き、その印象を4段階で評価をしてもらうという方法です。・かなりアートっぽい・ちょっとだけアートかも?・特に何も感じない・悪ふざけに感じるこのアンケートを「日本・パリ・NY」、それぞれ「一般人、美大生、アートキュレーター」に協力していただき、結果を集計しようと思います。そしてこれにより、『悪ふざけの中にある、アートな煌めきの正体』に、迫りたいと思います。さらに同時に、「こんな物を緊縛してみて!なにかアートな煌めきが生まれるかも!?」というリクエストも募集し、それを実施して結果も共有したいと思います。安達元一放送作家・小説家・メディアプロデューサー・工学博士。日本を代表する人気テレビ番組を数多く制作し、「視聴率王」の異名をとる。代表作「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」「ドラえもん」「笑っていいとも」「SMAP×SMAP」「踊る!さんま御殿」「奇跡体験!アンビリバボー」「24時間テレビ〜愛は地球を救う〜」「とんねるずのみなさんのおかげでした」「北野たけしのコマネチ大学」など。受賞歴、「第42回ギャラクシー賞大賞」「国連平和映画祭2007特別賞」「第49回国際エミー賞」。マスコミメディアの頂点を取った経験から、「人の心をつかんでヒットとブームを生む」方法を確立し、それを伝授もしている。「モチベーションアップ」「人生を輝かせよう」「ヒットとブームと収益を生む」などの講演で、日本中で10万人以上の熱狂的信者(?)を持つ。そのクリエイティビティーで、アートの世界にも参入し、2015年、川越市立美術館「スキャモルフォーゼ展」。2019年、「インデペンデント東京」、六本木ガレリア「緊縛展」、台北「コンテンポラリーフォトサロン」、福岡「アートフェアアジアフクオカ」。【商品仕様】アート写真エディション30,展示できるようにキャンバスにプリントアウト
©安達元一

特典・セット商品イメージ

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