深層崩壊が日本を襲う

異常気象がもたらす記録的な豪雨が、土砂災害の概念を大きく変え始めている。2009年夏、台湾南部のなだらかな山が、大雨によって頂上付近から大崩壊を起こした。深層崩壊と呼ばれる巨大土砂崩れが、集落を襲いおよそ500人の命を奪ったのだ。ハザードマップで安全とされていた場所で発生した大災害は、日本の防災関係者に大きな衝撃を与えた。実は台湾と類似した地形の多い日本でも、深層崩壊は頻発し始めている。専門家による調査で次々と危険箇所が見つかる中、新たな災害から住民の命をどう守るか、対策の最前線を追う。

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NHKスペシャル MEGAQUAKE 南海トラフ巨大地震 迫りくる‘Xデー’に備えろ

東日本大震災をも上回る被害が想定される最大マグニチュード9.1の「南海トラフ巨大地震」。最新研究によって、そのXデーの到来が切迫している可能性が明らかになった。海底のはるか下で不気味な現象が起きていることが発見されたのだ。国は巨大地震の危険性を事前に知らせる新たな制度を導入した。事前の備えを促す「臨時情報」だ。巨大地震を予測し、減災・防災を実現できるのか。その時、命や社会を守る行動とは?

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