FXに関する噂の1つに、儲かりすぎると口座が凍結されるというものがありますが、この話は本当のことなのでしょうか。FXをする多くの人の目的が、お金儲けにあるはずです。
それが儲けすぎると口座が凍結されるとなると、躊躇してしまう人も少なくありません。そこで噂の真偽について見ていきましょう。
結論からお伝えしますと、FXで儲かり過ぎて口座が凍結されるということはありません。ただし条件次第では凍結されてしまうことがあります。
ではこの条件とは、いったいどういうことでしょうか。これは各FX業者が定めている利用規約を守っていない時に、口座凍結という形になってしまうのです。つまり儲けすぎたからという理由では、口座凍結にはなりません。
しかし利用規約によっては、口座が凍結される可能性があるという形になっています。もう少し具体的に見ていきましょう。
各FX業者によって規定が異なるため一概には言えませんが、実は日本国内の業者については過度に超短期取引を繰り返していると、口座凍結のリスクが高まります。
その理由となるのが、DD方式と呼ばれる業者の存在です。日本国内のFX業者には、このDD方式が多く採用されています。ではいったいどのような方式なのでしょうか。
トレーダーがFXを行う時には、業者を通して通貨の遣り取りを行っていきます。本来であればトレーダーからの注文は、すべてFX業者が市場に対して流すことになるはずです。
しかしDD方式というのは、業者が一部の注文を流さないというケースがあるのです。つまりトレーダーからの注文に対して、自分たちで判断をして通貨の遣り取りをするのか決めていると考えて良いでしょう。
トレーダーが損失を出すと業者の利益となるためです。
具体例をあげてみましょう。仮に1米ドルが100円だとして、10万円分を購入したとします。この後で1米ドルが90円となったとすると、10万円の価値があった米ドルが9万円となってしまいます。
この時に業者が市場に注文を流しておらず、自分のところで受けていると1万円の利益がでたと考えられるのです。逆に110円となった場合は、業者が1万円の損失を出します。
しかし超短期で売買を繰り返されてしまうと、業者はどの取引を自分で受けて、どの取引を流すのかの判断が追いつかなくなるのです。そのため利益が出せなくなるため、利用規約において規定を定めています。これが儲けすぎると、口座凍結されるという噂の真相です。
FXは儲かり過ぎると口座凍結のリスクがあるのか、についてでした。結論をお伝えしますと、超短期売買を繰り返して行っているケースだと、利用規約に触れるため口座凍結の恐れがあります。
しかし利用規約に抵触していないのであれば、儲けすぎたとしても口座凍結のリスクはありません。
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