オゾン水について詳しく知らない人は、イオン水や電解水などの他の種類との違いがわからないかもしれません。
これらは別の種類の水であり、オゾン水とは区別して考える必要があります。
2つの種類はオゾン水とはどのように違うのか、是非ともこの機会に覚えておきましょう。
まずオゾン水ですが、水の中にオゾンが溶存している状態と言います。
オゾン水を人工的に発生させる機械は、オゾン水発生器などと呼ばれています。
除菌や脱臭や分解効果が期待できるため、手洗いやうがいなどに使われる場合もあります。
酸化作用によって除菌や脱臭が可能となると言われていますが、その後は酸素と水に戻ります。
そのため地球環境に優しく、二次公害などの心配もありません。
イオン水とはアルカリイオン水の略称で、その正式名称はアルカリ性電解水です。
水道水に電流を当てて水分子をプラス極とマイナス極の2つに分け、マイナス極側に引き寄せられた水のことを言います。
電解水は水道水や食塩水などを電気分解して得られる水溶液の総称であり、上記したアルカリ性電解水もその一種です。
またプラス極側に引き寄せられた水を酸性電解水と言います。
イオン水ことアルカリ性電解水と電解水は表現の問題で、区別されない場合もあるかもしれません。
そしてイオン水や電解水と呼ばれる水とオゾン水の違いですが、まず除菌の効率に違いがあります。
次亜塩素酸水という種類があるため、比較するとわかりやすいでしょう。
まず次亜塩素酸水はほとんどの菌やウイルス、胞子に対して効果があると言われています。
一方でオゾン水は胞子を含むすべての微生物種に効果があると言われており、ノロウイルスやインフルエンザウイルスに対しても有効とされています。
除菌効果が発揮される時間は、次亜塩素酸水は菌の種類にもよりますが数分から数時間かかる場合もあります。
しかしオゾン水の場合、わずか数秒で菌を死滅させたという実験結果が存在します。
毒性にも違いがあり、次亜塩素酸水は鉄やアルミニウムに対して腐食性を持ちます。
オゾン水にも毒性がまったくないわけではないのですが、通常の濃度で使う場合は毒性を無視できます。
実際にオゾン水を使った手洗いやうがいを実施する施設もあるほどです。
イオン水や電解水を衛生や健康のために使う場合もありますが、違いを比較するとオゾン水にはメリットがあると言えるでしょう。
除菌効率を良くして役立てたい場合、オゾン水発生器の導入を検討してみてください。