美容外科では患者と医師の間でトラブルが起こることが多いです。
ではどういう理由でトラブルが起こっているのでしょうか。
また患者と医師の間でありがちなトラブルについても考えてみます。
美容外科において患者と医師の間で起こるトラブルは、いくつかの分類に分けられます。
最も多いのが安全性に関することでしょう。
そもそも日本では医師免許を持っていれば、誰であっても美容外科医となることができます。
そのため経験の浅い医師が行った施術によって、トラブルが起こってしまうケースがあるのです。
実際に美容外科として行った施術によって、機能障害が発生したり、死亡事故などが起こったケースもあります。
他にも医療事故が起こっていることもあり、非常に注意しておかなければいけない点でしょう。
美容外科では医学的な成否よりも、患者の満足を優先させるケースも少なくありません。
しかしいくら患者からのクレームが怖いとしても、しっかりと安全面の対処をしておく必要があるでしょう。
訴訟に発展するケースも珍しくないため、美容外科として無用のトラブルを起こさないためには、安全性への注意喚起も必要なポイントだと言えます。
次に多いのが契約に関するトラブルでしょう。
これは美容外科として開業する、もしくは開業している人にむけたトラブルと言えるでしょう。
一般的に美容外科では初診時にカウンセリングを行って、どのような施術が良いのかなどを提案し、金額などについても説明をします。
ここまでは良いのですが、手術を早くしないとダメだ、酷い状態なので早くしたほうがいいなどのように、不安をあおってしまう場合があります。
また手術を行うことのリスクや、薬剤による副作用に対する十分な説明がなされていないケースも多いので、注意しなくてはいけません。
特に近年の美容外科はライバルクリニックも多いため、患者獲得のために無理な営業をするケースが目立ちます。
他にも医師そのものの技術の不足なども大きな原因です。
最も多いのが症例に関する治療事例で見た写真と、実際に術後の状態が大きく違うというものでしょう。
結局のところ美容外科は、患者が納得しなければトラブルとなってしまいがちな診療科目です。
医学的には成功であっても、患者の満足が優先されるということも覚えておく必要があります。
美容外科特有の起こりがちな、患者と医師のトラブルについてでした。
実は美容外科ではよく患者とのトラブルが起こっています。
その原因は大きく分けると医師の技術不足などからくるものと、クリニックの経営方針によるものがあるので覚えておくといいです。