今、注目を浴びている職業の一つに医師があります。
特に美容外科医はこれから需要が伸びる診療科目のひとつといえるでしょう。
では美容外科医として働くには、どのような免許が必要とされるのでしょうか。
まずは高校卒業後、医学部に入学し6年間の医学部教育を受けなくてはなりません。
医学部に入学すること自体がかなりの難関ですので、相応な勉強量が必要とされます。
無事に医学部に合格し入学してからも、他の学部よりもハードな勉強を要求されます。
医師国家試験の合格率は80%以上と高くなっていますが、これはあくまでも医学部在学中に多くの勉強を積んだ人たちの合格率です。
ちなみに医師国家試験の受験資格は、日本の医学部を卒業したまたは卒業予定の人たちだけでなく、海外の医学部を卒業した人たちのための試験も用意されています。
難関である医学部に入学してから、どのような生活が待っているのでしょうか。
医学部は入学後の勉強が厳しいことでも知られています。
特に専門科目の勉強が始まってからは難易度も上がり難しいと感じる学生は多いようです。
また、座学だけでなく解剖などの実習も厳しかった、辛かったと振り返る医師が多いのも特徴の一つです。
医学部での生活で特徴的なことは、多くの医学生が厳しい勉強に励みながらもその傍らで運動系のクラブやサークルに所属していることです。
これは医師という仕事が体力的にもハードなため、学生時代から体力をつけてそれを維持するためにという理由からです。
また、医師はチームワークを求められる職業でもあります。
学生時代からスポーツを通じてコミュニケーション能力を高めておくことも必須となってくるようです。
このようなことから医師という職業が総合的に高い能力を要求されていることがわかります。
厳しい勉強が待っている医学部ですので中には留年を経験する人もいますが、多くの学生が6年間で卒業することができるようです。
医学部、特に私立大学の医学部は学費が高いことでも知られています。
学生たちはこのことについてどのように受け止めているのでしょうか。
高い学費の医学部に進学する時点で、半数近くの学生はお金の心配をしなくても良い環境にあるようです。
学生ローンや奨学金を利用する医学部生も大勢いますが、その返済を苦痛と感じていない医師が多いのも特徴といえるでしょう。
医師として仕事が軌道に乗れば、学生ローンや奨学金の返済はそれほど負担に感じることはないということでしょう。
このようにして厳しい6年間の医学部生活を乗り越え、やっと医師国家資格を取得する権利を手に入れることができるのです。
医師国家試験に合格したあとは、厚生労働省に医籍登録を申請し免許をもらうことで初めて医師を名乗ることができます。
医学部在学中は、専門の診療科目を決める必要はありません。
厳しい学生生活ですが在学中から明確なビジョンをもつことで、より良い美容外科医になることでしょう。